Amazon RDS for SQL Server が、R5 および T3 インスタンスタイプをサポートしました。

Amazon RDS for SQL Server が、R5 および T3 インスタンスタイプをサポートしました。

Clock Icon2019.11.13

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はじめに

こんにちは。大阪オフィスの林です。

2019年11月11日(月)にAmazon RDS for SQL Server が、「R5」および「T3」インスタンスタイプのサポートを開始しました。公式ページはこちら

本記事では「サポートされるインスタンスタイプの概要」「既存のインスタンスタイプから新しいインスタンスタイプへの移行」を試したいと思います。

【本記事の構成】

- インスタンスタイプ「R5」「T3」とは?
- 既存のインスタンスタイプを変更してみた

インスタンスタイプ「R5」「T3」とは?

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、RDSではお客様の環境に応じて、処理能力とメモリの要件に合った DB インスタンスクラスを選択することができます。Amazon RDS for SQL Serverにおいては、この度、インスタンスタイプの選択の幅が広くなり、「R5」と「T3」を選択することができるようになりました。

R5とは?

Amazon EC2 R5 インスタンスタイプは、次世代のメモリ最適化インスタンスです。R5 インスタンスは、Intel Xeon Platinum 8000 シリーズプロセッサを搭載し、持続するすべてのコア周波数が最大 3.1 GHz で、R4 インスタンスよりも最大 50% 多い vCPU、および 60% 多いメモリを提供します。メモリと vCPU の比率が 1:8 である R5 インスタンスは、高性能データベース、中規模のインメモリデータベース、その他のデータウェアハウジングおよび分析アプリケーションに最適です。

T3とは?

Amazon EC2 T3 インスタンスタイプは、バースト可能な汎用インスタンスの次世代をリードします。T3 インスタンスには、持続的な全コアターボ CPU クロック速度が最大 3.1 GHz のインテル Xeon Platinum 8000 シリーズ (Skylake-SP) プロセッサが搭載されています。T3 インスタンスは、コンピューティング、メモリ、およびネットワークリソースのバランスが取れているため、小規模から中規模のデータベースワークロードに適しています。

各インスタンスタイプの仕様詳細はこちらに記載があります。

ちなみに、「SQL Server Express Edition」はそもそも小規模なデータベースを想定しているせいか「R5」を選択できません。それ以外のエディションは「R5」「T3」ともに選択できます。

既存のインスタンスタイプを変更してみた

今回は、既存のインスタンスタイプ「db.t2.small」から「db.r5.large」へ変更してみたいと思います。

  1. 「db.t2.small」のデータベースを選択し、「変更」を選択します。

  2. 「DBインスタンスのクラス」のプルダウンを選択し展開します。

  3. 「db.r5.large」を選択します。※選択できますね!

  4. 画面下部の「次へ」を選択します。

  5. 「変更の概要」と「変更のスケジュール」を確認し、「DBインスタンスの変更」を選択します。※今回は検証のため「すぐに適用」としています。ご利用の環境と状況を確認のうえ、変更のスケジュールは適宜変更してください。

  6. ステータスが「変更中」となりましたのでしばらく待ちます。

  7. ステータスが「利用可能」となりました。また、インスタンスタイプも「db.r5.large」に変わっていることが確認できます。※おおよそ10分でインスタンスタイプの変更が完了しましたが、ご利用の環境(SingleAZかMultiAZか?や、変更先のインスタンスタイプ)によって時間は流動するかと思いますので、ご利用の環境で検証していただくことをお勧めします。

注意

インスタンスタイプの変更にはダウンタイムが伴います。実際にインスタンスタイプの変更をおこなう場合は、システム停止が許容される時間帯に実施することを推奨します。

まとめ

わずか数ステップでインスタンスタイプの変更が出来ました。本当に楽ちん!!!
今回は新しくサポートしたインスタンスタイプへの変更を検証しましたが、もともとサポートしている既存のインスタンスタイプへの変更手順もほぼ同じ手順で進めることができますので、ご参考にして頂ければと思います。

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